2015年03月10日
営繕かるかや怪異譚
久しぶりの新刊本。
新聞で広告を見て、思わず購入しました。
電子書籍も良いけど、本はもっと良いなあ。
ページをめくる音、印刷のにおい、紙の手触り、ずっしりとした重さ。
全てが好きッ!
私は、きっと永遠に本の愛好者だろうな。
ところで、作者は小野不由美。
「十二国記」とは作風が異なります。
すべて同じ町を舞台にしていますが、それぞれ独立した物語の短編集です。
家に関する不思議な障りを、営繕屋さんが流れを与えてくれるお話です。
怖かったのは「雨の鈴」
以来、突き当たりの家の門を確認してしまいます。
白菊の家の庭には井戸があるので「潮満ちの井戸」は、リアル感が半端ないです。しかも、お風呂のそばだし。。。
最後の「檻の外」は、切ないお話です。
土浦イオンで読み終えたとき、胸がいっぱいになってしまいました。
ケンタのコーヒーを飲みながら、そっと泣きました。

新聞で広告を見て、思わず購入しました。
電子書籍も良いけど、本はもっと良いなあ。
ページをめくる音、印刷のにおい、紙の手触り、ずっしりとした重さ。
全てが好きッ!
私は、きっと永遠に本の愛好者だろうな。
ところで、作者は小野不由美。
「十二国記」とは作風が異なります。
すべて同じ町を舞台にしていますが、それぞれ独立した物語の短編集です。
家に関する不思議な障りを、営繕屋さんが流れを与えてくれるお話です。
怖かったのは「雨の鈴」
以来、突き当たりの家の門を確認してしまいます。
白菊の家の庭には井戸があるので「潮満ちの井戸」は、リアル感が半端ないです。しかも、お風呂のそばだし。。。

最後の「檻の外」は、切ないお話です。
土浦イオンで読み終えたとき、胸がいっぱいになってしまいました。
ケンタのコーヒーを飲みながら、そっと泣きました。
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2012年01月06日
告白

今、読み終わりました。
2009年の本屋大賞第一位の作品。映画にもなったので、記憶に新しいです。
おもしろかったです。
独自などの語りだけで、一気に読ませる力に圧倒されました。
2011年04月26日
地震イツモノート (ポプラ文庫)
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ある日、ピーと鳴ってファックスがきました。
東京に引っ越したお友達からのファックス。
以前、小川に住んでいたから、いろんなことが心配でたまらなかったようです。
「とりあえず、これ読んでね!」とあった本を、アマゾンで注文しました。
阪神・淡路大震災の経験を経て生まれた、新しい防災の知恵と工夫の詰まった本です。
地震が起きる可能性は、「モシモ」ではなく「イツモ」ある。だから、
特別なことをするのではなく、イツモの生活のなかで地震に備えていたい。
地震以来、気持ちのどこかでずっと緊張していたけど、
この本を読んで、地震が来ることを特別なことと認識しないで、
自分らしく普段から身の回りを安全に整えておくことの大切さが分かり、
ちょっとホッとしました。
イラストが効果的で、読みやすくまとめられています。
今からでも、充分役に立って、おすすめです。

2010年07月15日
「性悪猫」と悲しみ
「性悪猫」は、ガロで活躍していた、やまだ紫さんの傑作です。

白菊が道を見失ってさまよっていた時、この本が支えてくれました。
この本が、灯火のように道を照らし、
「いいんだよ。迷わず行きなさい」とたくさん勇気をくれました。
だから、白菊にとっては宝ものです。
でも、手に取るとタイムスリップしたかのように、昔にもどってしまうので
みるのが辛い本でもあります。
その「性悪猫」が、新装新たに復刊されました。
ガロの青林堂から出版されたのも持っていますが、
やっぱりこれも購入しようと思います。
「しんきらり」も好きです。
団地に住む子ども二人と平凡な夫を持つ主婦の平々凡々とした日々が描かれていく作品です。
不倫や子どものエキセントリックな不幸やドラマも何も起きない平凡な毎日だけど、
これこそがドラマであるということに気付かせてくれた作品です。
ところで、作者のやまだ紫さんは昨年5月に急逝されました。
ご冥福を祈ります。(悲しい・・・)

白菊が道を見失ってさまよっていた時、この本が支えてくれました。
この本が、灯火のように道を照らし、
「いいんだよ。迷わず行きなさい」とたくさん勇気をくれました。
だから、白菊にとっては宝ものです。
でも、手に取るとタイムスリップしたかのように、昔にもどってしまうので
みるのが辛い本でもあります。
その「性悪猫」が、新装新たに復刊されました。
ガロの青林堂から出版されたのも持っていますが、
やっぱりこれも購入しようと思います。
「しんきらり」も好きです。
団地に住む子ども二人と平凡な夫を持つ主婦の平々凡々とした日々が描かれていく作品です。
不倫や子どものエキセントリックな不幸やドラマも何も起きない平凡な毎日だけど、
これこそがドラマであるということに気付かせてくれた作品です。
ところで、作者のやまだ紫さんは昨年5月に急逝されました。
ご冥福を祈ります。(悲しい・・・)