2011年06月23日

ブタがいた教室

ブタがいた教室


先週の金曜日、オンエアされていましたが、途中が見れなかったので
TSUTAYAでDVDを借りてきました。

『豚のPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』(ミネルヴァ書房)が原案です。
そうなんです、実話なんです。

6年2組を担任することになった新米教師の星(妻夫木聡)は、
食べることを前提として子ブタを飼うことをクラスの生徒たちに提案するんですが、
子どもたちは、子ブタに「Pちゃん」と名前を付けて、
世話したり、エサをやったり、サッカーを一緒にしたりして可愛がります。

いろいろ細かいところは気にしないで、言うなら
この映画の見所は、学級会で話し合う子どもたちだと思います。

卒業間近になった6年2組の生徒は、Pちゃんをどうするかで、話し合います。
「Pちゃんを食べるのか」「食べないのか」
それぞれの意見を言うのですが、子どもたちの作り物でない、リアルな思いが
見ている側にも突き刺さってきます。

このシーンの台本(子どもたち用)は、白紙だったそうです。
つまり、完全に生徒役の子どもたち各々の意見だったんですね。

子どもたちが描いた子ブタの絵が一面に貼られた教室は、
Pちゃんがどれだけ愛されているかを如実に物語ります。

だからこそ、みんなで真剣に話し合ってきたんです、何度も。

26人の生徒に見守られて大きくなったPちゃん
Pちゃんと一緒に育つことで、成長してきた生徒たち。

トマトをあげて、頭をなで、「Pちゃん」と呼びかけて見つめる生徒たちの
一途な思いが、感情に強く訴えてきます。

ブタがいた教室


この映画の完成試写会は、
実際の生徒さんたち(もう、大人になっているんですが)を招いて行われました。
みなさん、号泣されたそうです。

2008年の映画です。




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Posted by 白菊 at 02:30│Comments(0)映画
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